一時帰国の保険どうする?全額負担を回避‼後悔しない保険選びのポイント

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一時帰国のとき、「保険ってどうしたらいいんだろう?」と悩んでいませんか?

日本で病院にかかると、保険なしでは高額な医療費を全額自己負担することになってしまいます。ちょっとした診察でも数万円、検査や入院ではさらに費用がかさむことも。

そんな不安を解消するために一時帰国専用の保険もあります。この記事では、保険がない場合の費用目安や、あなたにぴったりな保険選びについてわかりやすくお話ししますね。

この記事のポイント
  • 一時帰国中に選べる保険の種類と特徴
  • 保険なしで医療機関を受診した場合の費用目安
  • 一時帰国専用保険の補償内容とメリット
  • 自分に合った最適な保険選びのポイント
目次

一時帰国 保険 どうする?安心な選択肢と最新情報

  • 一時帰国専用の保険ってたくさん種類はあるの?
  • 保険費用はいくら?
  • 一時帰国 病院は保険なしでも診察してもらえるの?
  • 一時帰国 歯医者は保険なしでも診察してもらえるの?

一時帰国専用の保険ってたくさん種類はあるの?

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一時帰国専用の保険は種類が少なく短期滞在の場合は選択肢ほぼありません。

現在、31日以内の滞在であれば東京海上日動の「TOKIO OMOTENASHI POLICY」が代表的な短期滞在の一時帰国者向けの保険です。

一方、長期滞在の場合は「逆海外旅行保険」や「一時帰国中補償特約」などの選択肢もあります。

これらの保険は、医療費の補償だけでなく、通訳サービスやキャッシュレス診療対応など、日本語が不慣れな人にも便利なサポートが特徴です。

また、現在住んでいる現地で海外旅行保険に加入する方法もおすすめです。

現地で加入する保険は、日本への渡航前に準備できるため、出発時から日本滞在中まで継続して補償を受けられるメリットがあります。

特に、英語など現地語で契約内容を理解できる場合や、日本語サポート付きの保険会社を選べば、より安心です。ただし、補償範囲や上限額、キャッシュレス対応の有無などを事前に確認することが必要です。

滞在期間や医療ニーズに応じて、最適な保険を選びましょう。


保険費用はいくら?

一時帰国中の保険費用は、選ぶ保険の種類や滞在期間によって異なります。

例えば、東京海上日動「TOKIO OMOTENASHI POLICY」の場合、1日あたり約800円からで、31日間で最大9,420円です。

保険期間保険料 (円)保険期間保険料 (円)
1日800円16日間5,250円
2日間1,220円17日間5,450円
3日間1,620円18日間5,700円
4日間1,950円19日間5,950円
5日間2,300円20日間6,220円
6日間2,650円21日間6,470円
7日間2,960円23日間7,010円
8日間3,260円25日間7,580円
9日間3,520円27日間8,140円
10日間3,790円29日間8,720円
11日間4,060円31日間9,420円
12日間4,330円
13日間4,620円
14日間4,870円
15日間5,090円

そして、長期滞在向けの東京海上日動「逆海外旅行保険」では、1か月あたり約2万円程度〜が目安となります。

補償範囲が広いプランを選ぶと費用は高くなりますが、手厚い医療サポートやキャッシュレス診療などが含まれるため、医療費のリスクを減らせます。

反対に、費用を抑えたプランでは補償内容が限定的になるため、自身の健康状態やリスクを考慮して選ぶことが重要です。滞在日数と必要な補償内容を踏まえ、無駄のない保険選びを心がけましょう。


一時帰国 病院は保険なしでも診察してもらえるの?

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一時帰国中でも、保険がなくても日本の病院で診察は受けられます。

ただし、治療費は全額自己負担となり、非常に高額になる可能性があります。例えば、軽い風邪の診察でも数千円、検査や入院を伴う治療では数十万円以上かかることもあります。

さらに、支払いは診療当日に求められることが多いため、十分な現金やクレジットカードを準備しておく必要があります。保険がない状態で受診する場合、保険診療ではなく「自由診療」となり、費用に上限がないため注意が必要です。

【全額自己負担】内科診療にかかる費用目安

※あくまでも目安となります。実際の金額は各医院にお見積りをご確認ください。

診療項目全額自己負担額 (円)
初診料2,910円
再診料750円
処方料830円
一般的な採血5,000円
一般的な尿検査1,000円
Xp(レントゲン)3,330円
単純CT(頭部、胸部、腹部)15,000円
超音波(腹部、頚部)5,330円
心電図1,330円
コロナの検査(PCR検査)8,830円
コロナ・インフル同時抗原検査6,000円

一時帰国 歯医者は保険なしでも診察してもらえるの?

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一時帰国中に歯科治療を受ける場合、保険がない場合でも診察は可能です。

しかし、歯科治療は保険適用外の自費診療が多く、高額になる点に注意が必要です。例えば、虫歯治療の基本的な処置でも数万円、セラミックやインプラントなどの高度な治療では数十万円に達することがあります。

また、歯科治療には複数回の通院が必要になる場合も多く、短期間の滞在では治療が完了しないリスクもあります。海外旅行保険や一時帰国専用の保険でも歯科治療は補償対象外であることがほとんどです。

滞在中に急な歯のトラブルが起きないよう、帰国前に現地での歯科検診を受けておくと安心です。

【全額自己負担】の場合 虫歯治療にかかる費用目安

※あくまでも目安となります。実際の金額は歯科医院にお見積りをご確認ください。

治療内容詳細全額自己負担の場合 目安
1. 診断と検査初診料・基本検査(視診・口腔内検査)5,000円~10,000円
レントゲン撮影(パノラマX線)5,000円~15,000円
クリーニング(口腔内清掃・フッ素塗布)5,000円~12,000円
2. 虫歯部分の除去・削合軽度の虫歯除去(C0~C1)10,000円~30,000円
中等度の虫歯除去(C2)20,000円~50,000円
重度の虫歯除去(C3、神経露出なし)50,000円~100,000円
3. 神経治療(根管治療)抜髄処置(神経除去)30,000円~70,000円
根管洗浄・消毒(1回あたり)10,000円~30,000円

一時帰国 保険 どうする?選べる保険

  • TOKIO OMOTENASHI POLICYのサービス内容
  • 逆海外旅行保険のサービス内容
  • 一時帰国して国民健康保険に加入するにはどうしたらいい?
  • 一時帰国で親の扶養家族として国民健康保険に加入できる?
  • 国民健康保険は1年以内の滞在でも加入できるの?
  • 一時帰国 保険選びで押さえておきたいポイント

TOKIO OMOTENASHI POLICYのサービス内容

項目内容
保険名JAPAN TRAVEL INSURANCE ~TOKIO OMOTENASHI POLICY~
対象者海外在住の日本人が日本へ一時帰国する際
補償内容– 日本国内でのケガ・病気の治療費を最大1,000万円まで補償
サービス内容– キャッシュレス・メディカル・サービス(提携医療機関での自己負担なし受診)
– 多言語対応の通訳サービス(英語・中国語・韓国語)
専用アプリ提供– 「TOKIO MARINE Safety Information」アプリで観光情報や災害時サポートを提供
加入手続き– インターネットで完結
– 日本到着後5日以内に申し込み必須
– 申込サイトは英語・中国語・韓国語対応、日本語未対応
保険期間と料金– 1日~31日間で設定可能
– 例:14日間=4,870円、31日間=9,420円
補償対象外– 日本国内での事故や病気のみ対象、海外での事故は補償対象外
注意事項航空機の遅延や荷物の破損は補償対象外です。
これらのリスクに備える場合は、別途「航空機遅延費用等担保特約」付き保険をご検討ください。
おすすめポイント– 短期帰国者向けに特化したリーズナブルな保険料
– 日本国内での緊急医療対応に強み

「TOKIO OMOTENASHI POLICY」は、日本に一時帰国する日本人や訪日外国人向けの短期滞在用保険です。

主なサービスとして、最大1,000万円までの治療・入院費用の補償があり、急な病気やケガに対応します。

さらに、キャッシュレス・メディカル・サービスが提供され、指定病院であれば治療費を立て替える必要がありません。

また、英語・中国語・韓国語による医療通訳サービスも利用できるため、言語の壁を心配せずに受診できます。加えて、パスポートやクレジットカード紛失時のサポートや、災害時の行動指針を提供する専用アプリもあります。

ただし、歯科治療や慢性的な病気は補償対象外となるため、加入前に補償内容を確認することが大切です。

本人が日本国内もしくは香港、中国、韓国国内からオンラインで申し込み。
日本到着後5日以内であれば申し込み可能。


逆海外旅行保険のサービス内容

項目内容
保険名逆海外旅行保険
対象者– 海外在住の日本人が日本へ一時帰国する際
– 訪日外国人旅行者
補償内容– 日本国内でのケガや病気の治療費用
– 本国等への移送費用
– 死亡補償
– 対人対物賠償
– 携行品損害
– 航空機遅延等
サービス内容– キャッシュレス・メディカル・サービス(提携医療機関での自己負担なし受診)
– 多言語対応の通訳サービス(英語・中国語・韓国語)
加入手続き– 日本在住の親族や知人が契約者となり、被保険者(訪日者)を対象として契約
– 代理店を通じて郵送やメールで手続き可能
– 入国前の海外からの手続きは不可
保険期間と料金– 1日~3か月間で設定可能
– 例:69歳以下の方で32日間の場合、21,750円~25,850円
補償対象地域– 日本国内限定
– 海外での事故や病気は補償対象外
注意事項航空機の遅延や荷物の破損も補償対象です。
おすすめポイント– 長期滞在者向けに特化した充実した補償内容
– 日本国内での緊急医療対応に強み

逆海外旅行保険は、日本に一時帰国する海外在住者向けの保険で、主に医療費補償やトラベルサポートを提供します。

具体的なサービス内容としては、日本滞在中の病気やケガによる通院・入院費用の補償、救急搬送費用、さらには賠償責任補償などがあります。

加えて、携行品の損害や飛行機の遅延、荷物の紛失や破損といった旅行中に発生するさまざまなトラブルにも対応しているため、安心して滞在を楽しむことができます。こ

れにより、医療面だけでなく旅行全体を通して幅広いリスクに備えることが可能です。さらに、一部のプランでは24時間対応の日本語サポートも提供されており、急な医療機関の受診が必要になった場合でも心強いサポートが受けられます。

保険料も短期滞在向けに設定されており、費用対効果の高い保険といえるでしょう。

本人からの申し込みはできません。
日本在住の親族や知人が契約者となり、被保険者(訪日者)を対象として本人の出発前に契約。


一時帰国して国民健康保険に加入するにはどうしたらいい?

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一時帰国時に国民健康保険へ加入するには、住民票を日本に戻す必要があります。

具体的には、帰国後14日以内に市区町村役場で転入届を提出し、その際に国民健康保険への加入申請も行います。

必要書類としては、パスポートやマイナンバーカード、外国籍の家族がいる場合は続柄を証明する書類などがあります。提出後、即日もしくは数日以内に保険証が発行されます。

ただし、滞在期間が1年未満の場合、実際の生活拠点が海外にあると判断され、加入が認められないこともあります。

また、保険に加入した状態で受診後、1年以内に再度転出した場合、遡って資格を取り消される可能性があるため注意が必要です。


一時帰国で親の扶養家族として国民健康保険に加入できる?

一時帰国中に親の扶養家族として国民健康保険に加入することは、特定の条件を満たす場合に限り可能です。主な要件は「住所要件」と「収入要件」の2つです。

まず、住所要件として、日本国内に住民票を戻す必要があります。住民票を戻す際には帰国後14日以内に転入届を提出します。ただし、自治体は単なる住民票の有無ではなく、実際の生活拠点が日本にあるかどうかも重視します。

1年未満の短期滞在や日本での生活実態が確認できない場合は、扶養として認定されないことがあります。

次に、収入要件についてです。被扶養者として認められるには、年間収入が親の収入の半分未満であり、かつ一般的には130万円未満である必要があります。海外での所得も対象となるため、現地で収入がある場合は注意が必要です。

また、各自治体によって必要書類や判断基準が異なるため、事前に確認することが重要です。


国民健康保険は1年以内の滞在でも加入できるの?

原則として、日本に帰国してから1年以内に再出国する予定がある場合、国民健康保険には加入できません。

たとえ住民票を戻しても、生活の拠点が海外にあると判断されれば、加入が認められないことがあります。ただし、自治体によっては特別な事情を考慮し、1年未満の滞在でも加入を許可する場合があります。

例えば、長期療養が必要な場合や家族の介護などが該当します。ただし、仮に加入できたとしても、1年以内に再度転出した場合は資格が遡って取り消される可能性があり、その際には医療費の返還義務が発生します。

このため、滞在期間と目的を明確にし、自治体と事前に相談することが重要です。

一時帰国 保険選びで押さえておきたいポイント

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一時帰国時に保険を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

まず、滞在期間を基準に保険を選びましょう。31日以内の短期滞在であれば「TOKIO OMOTENASHI POLICY」、それ以上であれば「逆海外旅行保険」が選択肢になります。

次に、補償内容を確認します。医療費だけでなく、キャッシュレス診療や医療通訳サービスが含まれているかを確認することが重要です。また、歯科治療や妊娠・出産関連の補償が含まれているかもチェックしましょう。

さらに、現在住んでいる国で海外旅行保険を探してみることもおすすめです。現地の保険を検討することで、金額や保険内容の選択肢が広がり、より自分に合った保険を見つけやすくなります。

特に、現地発行の保険は価格が抑えられていたり、補償内容が柔軟であったりする場合も多いため、費用対効果を高めることができます。こうしたポイントを踏まえて保険を選ぶことで、安心して一時帰国を過ごすことができるでしょう。

まとめ 一時帰国の保険 どうする?最適な選び方と重要ポイント

  • 31日以内の短期滞在なら「TOKIO OMOTENASHI POLICY」が代表的
  • 長期滞在者には「逆海外旅行保険」や「一時帰国中補償特約」がおすすめ
  • 「TOKIO OMOTENASHI POLICY」は最大1,000万円まで医療費を補償
  • 「逆海外旅行保険」は携行品損害や飛行機遅延も補償対象
  • 海外旅行保険を現地で契約する方法も選択肢として有効
  • 保険費用は滞在期間や補償内容により大きく異なる
  • 保険なしでも病院や歯科診療は可能だが全額自己負担となる
  • 国民健康保険加入には住民票を戻す必要がある
  • 扶養家族として国民健康保険に加入するには収入要件を満たす必要がある
  • 滞在期間が1年未満の場合、国民健康保険加入が制限される場合がある
  • 日本語対応のサポートがある保険を選ぶと安心
  • 歯科治療は補償対象外となる場合が多いため事前確認が必要
  • 滞在期間、健康状態、費用を総合的に考慮して保険を選択する
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